2008年9月30日火曜日

最近読んだ本(7月〜9月)

今日で学生として迎える夏休みも終わり。


来年からは夏休みってあるのだろうか。
なんとなく5日間ぐらいは欲しいな。


最後の夏休みは旅行と修論の準備で終わった。
充実していて楽しかった。
後半は若干ダラダラしてしまったのが反省。

しかもその分、本を読むことが全然できなかった。
部屋に積んである本を読もうと意気込んでいたのに、結局は。。
まだ部屋には読んでいない本が60〜70㎝ぐらいは積んである。

来月からは授業も始まるし、おそらくずっと積んだままなのかもしれない。。


人口経済学 (日経文庫 F 57)
経営学において人口動態を考慮することは必要不可欠である。その手助けになるつもりで読んだが、本書はマクロ的な要素が多いので少し期待外れであった。しかし人口は経済や社会情勢などの根本に関わる問題であり、常に意識しておかなければならない議論であると思った。


吉野家の経済学 (日経ビジネス人文庫)
牛丼一杯に込められた思いを吉野家の現会長である阿部さんが語っている本書。誰もが納得するロジカルが成立しているうえに、熱い思いを感情的に込めて経営を行っているのが吉野家であり、吉野家の力強さを感じた。なぜか読んだ後に牛丼が食べたくなる。


競争戦略論 一橋ビジネスレビューブックス
経営戦略に関する論理を平易に解説しつつ、戦略論の見地から本邦企業の問題点を体系的に分析するとともにその解決策を提言した実用書。平易に書いてあるので、戦略論を軽く復習するのに最適な一冊であった。


暗殺国家ロシア―リトヴィネンコ毒殺とプーチンの野望 (学研新書 6)
全く無知の領域且つ、歴史的背景や人物関係の把握が困難であったので、理解に苦しむ本であった。しかしながらロシアの抱える問題が表面的ではなく、奥深く根をはったものであるということを知った。従って、ビジネスをするうえでは、政治リスクは十分に考えなければならないのだろう。


イノベーションの本質
13のケースをベースに経営の本質を説いている。やや似たようなことを繰り返し述べているような気もするが、ケースが中心なので非常に読み易かった。印象に残ったフレーズは「創造的カオス」と「ヒト・集団・組織には矛盾を綜合する能力が備わっている」、さらに「直接経験」の3つである。自分自身が、この本で述べているイノベーションの本質を理解し実践する領域に達するまでには相当の時間がかかるのだろうと感じた。


何のために働くのか
北尾さんに対するイメージが変わる本だった。もともと北尾さんのことを知らなかったのだが、経歴から察するに儲け第一の方だと思っていた。まだまだ北尾さんのいう人生観・仕事観を理解する境地には達していないけれども、何か考えるものはあった。今できる大切なことは目の前のことから逃げずにただ全力で取り組むことだけである。また、とりあえず仕事をしてみたくなった。それと今まで避けていた古典にも触れてみたいと思う。

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